今回は”Nintendo”を語る詐欺メールです。

「平素よりNintendo Switch Onlineをご利用いただき、誠にありがとうございます。」
いや、ゲームには全く興味が無いのですが?
いきなり何なんですか?
これは詐欺メールです。
今回は先回と同じようなメールが2件来たので、まとめて紹介します。
中身は同じですね、あやしさ全開です。
- 送信日時:2025/11/10 14:33、2025/11/10 10:53
- 送信元アドレス:no-reply-v6EQ@bizocean.jp、no-reply-7G4g@accounts.nintendo.com
※@マーク以降を確認しましょう(通常は企業名に関連する構成になっています)
今回、1件は任天堂が使用しているドメインのようです(@accounts.nintendo.com)。
送信者アドレスを書き換えて送信しているという事ですね。注意しましょう。
実際のメールの受信トレイです

件名は全て「【お手続きのご案内】定期購入サービスの自動継続終了について」になっています。
通信相手(送り主)のメールアドレスはバラバラ。
今回の1件は任天堂が使用しているドメイン(@accounts.nintendo.com)まで語っています。
2025/11/10 14:33の内容を見て見よう

クリックして欲しそうなボタンをチェック!

左図のようにURLをコピーして確認してみた。(2025/11/05 14:29 のURL)
https://myaccount.nintento-update-jpc.cfd/update
このようなアドレスでした。
一見それっぽいが・・・
nintentoになってます。
ニンテントー?
先回から改善?無し。
今回の11件の文面は・・・・・
基本的に、文面は使い回しで、日付部分を変更して送信してきています。
誘導先のアドレスは一部変更しながら運用しているようです。
今回は同日送信の2件だからか?同じアドレスになっています。
右記は、今回のリンク先アドレス(2件)です。
https://myaccount.nintento-update-jptokyoi.cfd/update
https://myaccount.nintento-update-jptokyoi.cfd/update
今回は2件とも誘導先のアドレスが同じものでした。
個人的見解
実際にNintendo Switch Onlineで購入した時に送られるメールのフォーマットは、ここで紹介した文面と同じような構成なのでしょうか?
実際に購入した人が居ればクリックしちゃいますか?
気になる方が居たら、ホームページから自分のアカウントに入って確認しましょう!
だいたい、「2025年11月11日(JST)の決済が完了できませんでした」と言いながら、送信日は2025年11月10日なんですから、時間軸がおかしいですよね?
これは詐欺メールです。


正規のホームページ
任天堂 TOPページ(2025年11月現在)
https://www.nintendo.com/jp/index.html
Nintendo Switch Online(2025年11月現在)
https://www.nintendo.com/jp/nintendo-switch-online/index.html
気になる事があったら、ホームページから確認しましょう。
不信なメール内のリンクからのアクセスは危険です。
一般的な詐欺メールの特徴
メールアドレスがおかしい
基本的に@より前の部分がどんな内容であっても信頼性にはつながりません。
@より後の構成を確認しましょう。(ドメインと呼びます)
大手企業であれば、企業名が分かる内容にしています。それにとてもシンプルです。
長ったらしいメールアドレスは、それだけで怪しいのです。
日本の大手企業が主に使用するドメインの末尾は下記の通りです。
下記以外の送信元アドレスは詐欺メールと疑って良いでしょう。(全てとは言いません)
- .com:商用として幅広く使える
- .net:ネットワーク関連のサービスなどに向いている
- .info:情報発信系のビジネスに向いている
- .biz:商用として幅広く使える
- .co.jp:日本に拠点のある法人のみが使える
アドレスを大手のドメインに書き換えて送信してくる詐欺メールもあります。
多くは、文章やその構成から判断できます。
日本語がおかしい
大手企業を模して詐欺メールを送りつけてくる割には、作りが粗いのです。
例えば、メールタイトルが「お振込みの申請内容について – ご確認をお願いしま」とか。
本当に「・・しま」で終わっているのです。
とても日本の大手企業が作成/送信したメールとは思えませんよね?
他に「2月限定!PayPayで支払いするだけで抽選参加、豪华奖品等你拿!」など。
もはや、日本語でもありません。
とても大手企業が作成した文書とは思えない内容のメールは詐欺メールです。
あおり文句が入っている
「このURLの有効期限は48時間です。」など。
大手企業が意図的にお客様を不安にさせたりする事はありません。
また、24時間以内とか、48時間以内とか?もし大手企業なら仕事の段取りが悪すぎます。
そうなる前にお客様へご案内するのが企業として当たり前です。
日本の大手企業ではありえない事です。
時間軸がおかしい
2月に来た引き落とし予定の案内メールで、引き落とし日が前月になっているとか?
よくあるパターンです。これで騙される方は居ないとは思いますが。
他に、季節感なく、2月になっても「あけましておめでとうございます」とか?
あからさまにおかしいでしょ?
多くの詐欺メールは恐らく複数のグループで文書を使い回しています。
月が替わっても、日付の変更が中途半端になっている事も多いです。
文章のミスも延々と修正されずに使い続けている事が多いですね。
同じような内容のメールが何回も来る
ほぼ同じ内容のメールが、送信元アドレス違いで何回も送られてくる。
いくつかグループがあるのか?よくあるパターンです。
ちょっと、”ドキッ!”っとするメールが来ても、その後何発も同じようなメールが送られて来て詐欺メールと認識できる事があります。
特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)
ちゃんと法律があるんですよ?
営利を目的として送信される広告/宣伝メールを”特定電子メール”って言うそう。
送信元が明確な事が前提なイメージを受けます。
しかし、詐欺メールが違法な事は分かります。
【e-GOV 法令検索】
特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(平成十四年法律第二十六号)
詐欺メールで関わりそうな内容は下記3件か?(私的な表現で書いています)
分かりにくかったので、ザックリと書いてみました。
- 架空電子メールアドレスによる送信を行ってはならない。
- 依頼や同意していない人、断った人にメールを送ってはならない。
※詐欺メールの場合、「解除はこちらから」も詐欺リンクなので、クリックしてはいけません。 - 送信者情報を偽って送信してはならない。
「電子メールアドレス」
「電気通信設備を識別するための文字、番号、記号その他の符号」
※ChatGPTで聞いたら、IPアドレスやMACアドレス、ドメイン名等のようです。
詐欺メール対策
怪しげなサービスに登録しない
儲かります系のブログやサイト、アプリなど、いかにもな所に登録してませんか?
詐欺メールが送られてくる根本的な原因は、いろんな所で登録したメールアドレスが取引されているからでしょう。
サービスプロバイダーのメールアドレスの価値は高く、フリーメールのアドレスは価値が低い。
そのメールに反応(アクセス/返信/登録解除要請)すると、生きているアドレスとして、さらに価値の高いアドレスとして取引される事になる(推測)。
フリーメールを活用
大手企業のサービスを受ける場合は通常使用しているメールを使用し、それ以外のサービスを試す場合はヤフーメールなどのフリーメールを使用してみよう。
詐欺メールだらけになるようであれば、そのフリーメ―ルは切ってしまおう。
送られてきた詐欺メールに反応しないこと
上記したように、反応をしてしまうと価値のあるアドレスとして情報が出回る事になり、詐欺メールや迷惑メールが増える事になります。
添付ファイルが付いている場合
あからさまに詐欺メールな場合、とっとと削除しよう。
私に送られてくる大量の詐欺メールには今の所、添付ファイルはありません。
各所にリンクがあり、個人情報収集ページに誘導するものばかり。
添付ファイルがある場合、開くとPCにウィルス感染する可能性があるから、より危険です。
ウィルス対策ソフト必須
添付ファイルがある不信なメールが多い場合、ウィルス対策ソフトは必須です。
というより、基本的にPCを使用するなら必須ですよね。
個人的にはウィルスバスタークラウド(3年契約)を使用しています。
PC3台まで使用まで導入可能です。
※ウィルス対策ソフト(アマゾンのページに飛びます)
クロームBOOKを検討
動画の視聴や、お買い物くらいしか使わないなら、クロームBOOKに切り替えると良いかもしれません。基本的にウィルス感染とは無縁です(そういう仕組みと思ってもらえばOK)。
私も1台所有しています。本体も安く、ウィルス対策ソフトも不要で便利です。
娯楽とお買い物用です。
タッチパネルが使えるものと、使えないものがあります。
私は、タッチパネル無しのクロームBOOKを使っています(値段が安かったので)。
Googleアカウントで運用します。各種Googleのサービスが利用できます。
※クロームBOOK(アマゾンのページに飛びます)
基本的に警告してくれる
Googleメインのユーザーなので、他は分かりません。
しかし、恐らくそれなりに警告してくれる場合が多いのではないでしょうか?
Googleクローム(Googleのブラウザー)
私の使用しているブラウザー(検索とかするやつね)はGoogleクロームを使っています。
詐欺メールのリンクをクリックしても、危険なサイトと認識し、ブロックしてくれます。

G-mail(Googleのメールサービス)
試しに、詐欺メールをG-mailに転送してみると、警告が出ます。
選択肢として表示されます。あくまでGoogleとしての判断って事でしょう。
ここから先は、自身の判断になります。

サンダーバード(メールソフト)
Googleとは関係ありませんが、使っている人も多いでしょう。
私も使っています。
詐欺メールのリンク先にアクセスしようとすると、こちらも警告が出ました。









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